新型コロナ対策でNGばかり…気が重くなってきたキャンプ地巡り
ほとほと参った。
恒例のキャンプ取材。15日に名古屋から宮崎に入り、今は沖縄に滞在している。出発前にPCR検査を受け、宮崎でも沖縄でも検査、検査。各球団のキャンプ施設に入るためには、陰性証明が必要だからである。3日置きにPCR検査を受けていて、一生分の唾液を採取された気分である。
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このご時世だから、当然のことだとは理解している。グラウンドで球春の声を聞き、選手の熱気を肌で感じるためだと思えば、煩雑さも我慢はできる。なのに、である。
陰性証明を携えて施設への出入りを認められても、球団によってはここはダメ、あそこはダメと規制の嵐なのだ。
巨人ではグラウンドに招き入れてもらい、原辰徳監督と有意義な意見交換ができた。もちろん、お互いにマスクをしたままの野球談議だが、原監督の「不便もあるでしょうが、OBの方はしっかりおもてなしをして、可能な限り、存分に取材をしていただく。そういう方針でやっています」という配慮に救われた。昨季6勝7敗からの復活を期す菅野智之の元気な姿を間近で見られたし、ハツラツとした若手の動きからは優勝奪回に懸けるチームの強い思いが伝わってきた。