変わらない、変えられない日本男子ツアーの限界…人気低迷とスポンサー離れどこまで続く?
すると青木会長は定款を変更し、それまで無給だった理事に給料を支払うなどシンパに配慮し、いくつかの事業に取り組んでいる。だがそのほとんどは、大金を投じた割には実を結んでいない。
こうした執行部の運営に選手側が反発して、20年には男子ツアー41選手が理事更迭を要望する“クーデター”も発覚した。
それでも青木会長は3期目を乗り切り、さらに4期目に執着した。一度権力の座に就くと、手放したくなくなったのかもしれない。
今回は、「選手会(谷原秀人新会長)と青木サイドとの駆け引きがあったようだ。選手会側は青木シンパへの不満がくすぶり、ABCマート創業者で現最高顧問の三木正浩氏(66)を副会長に推挙した。これに対し青木会長が猛反発した」(関係者)とみられる。
■有能なトップが不可欠
そんな舞台裏でのごたごたもあって、今回は大幅な人事変更があるというウワサが広まった。当初3月17日に開催予定だった総会が、25日に延期されたのも波乱含みだった。