変わらない、変えられない日本男子ツアーの限界…人気低迷とスポンサー離れどこまで続く?
だがフタを開けてみれば青木会長とシンパの面々は再選。主だった執行部は何も変わらず、これまで通りに青木体制を支えていくことになる。
選手会が執行部に不満があっても、結局ほとんど変わらなかったことになる。
若い選手が活躍して注目を集める女子ツアーに比べて、男子ツアーはどん底ともいえ、今こそ立て直しが急務であるはずなのに、選手にも危機意識が薄い。
日本のプロゴルフ組織は、男女ともにプロゴルファーがトップに立っている。ゴルフ界を変えて、発展させるにはビジネスセンスのある有能なトップを招聘しないかぎり、この先、何百年たっても変わらない。
「JGTOは旧態依然の仕組みを解体し、優秀な人材を幅広く募って再出発しないと、いずれ消滅しかねない。もう能力のないプロゴルファーが運営する時代ではない」(ツアー関係者)
青木会長のこれから始まる4期目2年は男子ツアーのジリ貧に拍車をかけることになりかねない。
(ゴルフジャーナリスト・宮崎紘一)