スポーツ界はロシア人排除の動き…大リーグが「ウクライナ問題」に傍観者でいられる理由
もちろん、選手だけでなく球団職員などにも目を向ければロシア系の者もいるとはいえ、球界全体としてロシアとの関係は希薄というのが実情である。それだけに大リーグ機構や各球団、あるいは選手会がロシアに対して独自の動きをとろうとする機運に乏しい。NHLではロシア出身の選手たちがウクライナ問題で共同声明を出そうとしたものの意見の対立から合意に至らなかった。こうした状況を考えるなら、球界は今のところウクライナ問題について事態の推移を眺めるだけで済む立場にいると言えるだろう。