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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

スポーツ界はロシア人排除の動き…大リーグが「ウクライナ問題」に傍観者でいられる理由

公開日: 更新日:

 もちろん、選手だけでなく球団職員などにも目を向ければロシア系の者もいるとはいえ、球界全体としてロシアとの関係は希薄というのが実情である。それだけに大リーグ機構や各球団、あるいは選手会がロシアに対して独自の動きをとろうとする機運に乏しい。NHLではロシア出身の選手たちがウクライナ問題で共同声明を出そうとしたものの意見の対立から合意に至らなかった。こうした状況を考えるなら、球界は今のところウクライナ問題について事態の推移を眺めるだけで済む立場にいると言えるだろう。

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