スポーツ界はロシア人排除の動き…大リーグが「ウクライナ問題」に傍観者でいられる理由
今年2月にロシアによるウクライナへの侵攻が始まると、スポーツや芸術の分野からロシア人を排除する動きが広まった。
北京パラリンピックからロシア選手団が排除されたことや、世界的な指揮者でロシア人のワレリー・ゲルギエフがミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を解任され、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団も全ての関係を解消することを公表した。
前者については、一度は国際パラリンピック委員会が参加を認めながら、各国の選手や競技団体などの反発を受けて決定が覆り、後者についてはロシア大統領のウラジーミル・プーチンとの親密な関係が問題視された結果であった。
また、最近では今年6月に開幕するテニスのウィンブルドン選手権について、主催者であるオールイングランド・クラブがロシアと友邦ベラルーシの選手の出場を禁止した。
これらは、いずれも文化的な側面からロシアに制裁を加えようとする措置の一環となる。
それでは、米国のスポーツ界の場合はどうだろうか。