山下美夢有メジャーVで改めてわかった「身長U-160cm女子プロ」が強い理由
山下は20年と21年シーズンが統合された昨季は49試合に出場。約1億456万円(ランク13位)の賞金を得た。ランク2位の古江は約2億4674万円、西村は約1億7525万円(5位)。
「それ以外に所属先やスポンサー企業からの契約金や優勝ボーナスもあるから、5年もバリバリ活躍すれば、2億~3億円ぐらいは貯まるはずです」(前出の関係者)
コロナ禍の前まで女子ツアーを現地観戦していた並木俊明プロが言う。
「今の若手はスクエアグリップで、アドレスとスイングプレーンが抜群にいい。そしてコースのマネジメント力もある。前週の試合もそうでしたが、パー5でもグリーンが難しいときは第2打でスプーンを使わず、アイアンでフェアウエーに運び、残り100ヤードぐらいからバーディーチャンスにつける。さらにパットがうまい。怖いほど強くヒットし、1メートルの返しも難なく入れますから」
並木プロは続ける。
「ジュニアの頃から試合慣れしているし、用具も進化した。同年代の活躍も刺激になる一方で、昔のように先輩に必要以上に気を使うこともない。賞金は高く、試合数も多い(今年38試合)今は、腕さえあれば身長や年齢に関係なく稼げます」