松山英樹に「メジャー2勝目」の壁…経験豊富な中堅プロゆえに襲われる故障とイップス
【全米プロゴルフ選手権】第1日
松山英樹(30)は開幕2日前に発症した首痛が心配されたが、この日は首を気にするそぶりも見せず1バーディー3ボギーの72でホールアウト。初日は首位に7打差の2オーバーと出遅れた。
「グリーンがソフトなのかなっていう感じはあるけど、フェアウエーは硬くなっていて、そこは計算できていなかった。今日はいいショットもいいパットも一回もない。もう少しショットを安定させないと苦しい戦いになる」(松山)
10年連続10回目の出場となる松山は、過去に予選落ちがなく、トップ10が2回。2017年大会の最終日は、一時単独首位に立った。結局、5位に終わって涙を流したものの、そんな経験から「相性のいい大会」だという。
ファン待望のメジャー2勝目も期待できそうだが、ゴルフ界も他の競技と同様、若い者ほど勢いがある。
20代でメジャー10勝をあげたT・ウッズは別格にしても、例えば、R・マキロイ(33)のメジャー初Vは22歳の11年全米オープン。翌年は全米プロに勝ち、14年は全英と全米プロに優勝。15年に21歳でグリーンジャケットを着たJ・スピース(28)は、2カ月後の全米オープンにも勝った。