ドラ1候補“二刀流”日体大・矢沢にジリ貧巨人が熱視線も…評価はあくまで「150キロ左腕」
7月8日からオランダで開催される「第30回ハーレムベースボールウイーク」に出場する侍ジャパン大学代表選手選考合宿が20日、神奈川県平塚市で最終日が行われた。
■大学日本代表で「背番号1」
午前中に紅白戦が行われ、48人の候補選手から代表メンバー24人が発表された。「投打二刀流」で注目の日体大・矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)は順当に選出され、背番号1に決まった。矢沢は19日の紅白戦1試合目に先発し、最速は149キロで2回を無安打無失点。2試合目の紅白戦には打者として出場し、2打数1安打1打点と気を吐いた。試合後に野手30人で50メートル走のタイムを計測すると、5秒98でトップ。指揮を執る九産大の大久保監督は「投手でまずは考えて、投げない時はバッターとイメージしています。基本的には投手と指名打者。長打力があってあの足ですから。脚力とバッティングに期待しています」とコメントした。
NPB球団のスカウトは「今年の目玉候補。ただ、投手、野手、あるいは両方なのか。各球団の評価は分かれるところ」と言う。20日現在、首位ヤクルトに9ゲームもの大差をつけられている2位巨人は、ドラフト1位候補としてリストアップしている。さる球界関係者がこう言った。