FW武藤嘉紀は代表復帰のE-1選手権が正念場 カタールW杯メンバー入りを左右する
日本サッカー協会は13日、国内組で臨む「東アジアE-1選手権」(19~27日)の代表26選手を発表。大卒ルーキーの広島FW満田誠(22)、J1で8得点の湘南FW町野修斗(22)ら10人が初招集。J1首位の横浜Mから7人、3位の川崎から3人、4位の広島から6人が選ばれたが、2位の鹿島からはゼロ。J1で7得点・7アシストのFW鈴木優磨(26)は選外となり、SNSで名前がトレンド入りした。
今回招集メンバーではロシアW杯の代表だった神戸FW武藤嘉紀(29)の代表復帰が注目を集めた。ケガがちの代表CFレギュラー・神戸FW大迫勇也(32)の代役として森保監督に認められた場合、11月21日開幕のカタールW杯メンバーに滑り込む可能性もでてくるからだ。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「6月の代表4連戦でCFとして指揮官に評価されたボーフムFW浅野拓磨(27)、セルティック古橋亨梧(27)と比べると、フィジカル的強度があってポストプレーがこなせる分、オールラウンダー型の大迫にタイプが似ている。浅野や古橋にはない<空中戦の強さ>もあり、E-1の香港、中国、韓国戦の全試合に出場して全試合で得点など結果を残せば、カタールW杯メンバー入りの可能性は高まるでしょう」
武藤の代表歴は29試合出場・3得点。ちなみに今回のメンバーでは最多得点者だ。正念場である。