東京五輪組織委元理事に贈収賄疑惑…2030年札幌冬季五輪招致には大打撃!
「カネに汚れたスーツ」だったのか。
東京オリパラ大会組織委員会の高橋治之元理事(78)が、大会スポンサーだった紳士服メーカーの「AOKIホールディングス」から、自身が代表を務めるコンサルタント会社を通じて約4500万円を受け取っていたことが明らかになった。
組織委の理事は「みなし公務員」。スポンサーから職務に関する金品を受領すると、贈収賄罪が成立する。高橋氏は理事としての関与を否定しているが、読売新聞によると、高橋氏と20年来の親交があるという「AOKI-」の青木元会長は東京地検特捜部の調べに対し、高橋氏への資金提供を認めているという。
高橋氏は電通の元専務で、2014年に組織委の理事に就任。20年にはロイターが「東京五輪の招致活動において招致委から約9億円を受け取り、招致を支援したIOC(国際オリンピック委員会)委員のディアク氏にデジカメや腕時計を手土産として渡した」とし、高橋氏の名前を挙げた。フランスの検察はJOC(日本オリンピック委員会)がディアク父子に約2億円を払ったとして、当時の竹田恒和会長に捜査の手が及んだ。スポーツライターの津田俊樹氏が言う。