ここまで落ちたかIOC…近代五種の新競技候補「SASUKE」浮上にチラつくアメリカ企業
110年の歴史が変わろうとしている。
国際近代五種連合(UIPM)が、TBSの人気番組「SASUKE」の障害物「忍者競争」をテスト大会で試験導入すると発表した件だ。近代五種は1912年ストックホルム五輪から採用された歴史ある種目のひとつだったが、UIPMはすでに2028年ロサンゼルス五輪から5種目の1つである「馬術」の除外を決定。IOC(国際オリンピック委員会)もロス五輪からの実施に乗り気だともっぱらだ。
スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏が言う。
「『SASUKE』を採用とは、IOCも落ちるところまで落ちたなと、言葉になりません」
「SASUKE」は160以上の国と地域で放送され、米国版「NINJA WARRIOR」は10億人の視聴者がいるという。IOCがテレビ映えとエンターテインメント性を過剰に意識する裏には、米国の存在がチラついている。
■視聴者数激減、スポンサー撤退