ベテラン岡崎慎司は格下オイペンに敗戦後「森保監督から信頼を得られるようにやるしか…」と
36歳の点取り屋がギラギラ感を押し出した
最終的に1-0で試合は終了。日本人4人が出場したシントトロイデンは10位に順位を下げ、上位争いからやや後退した。
「僕らが上に行くためにも勝たないといけないゲームだった。正直、残念です」と試合後の取材に現われた岡崎は淡々とコメントした。
自分にボールが来ない時間帯が続き、苛立ちも募ったはずだが、「それもサッカーなんで自分も合わせないといけない」とつねに前向きな彼らしい物言いを見せていた。
岡崎が同クラブに加入したのは今季開幕後の8月19日。翌20日のオーステンデ戦でデビューし、そこから6戦連続スタメンを張っている。
「スペインでやることも目標にしてたけど、オファーもない状況だった。ここに来たのは自分を求めてくれたから。環境を変えると、つねに若手に戻る感覚があるし、『いつになったら年取るんだろう』って思う。ここでやれることをやりたい」と36歳の点取り屋のギラギラ感を強く押し出した。
ここまで1点という結果にはもちろん満足していないし、自分にやれることはまだまだあるという意識も強い。だからこそ、カタールW杯を目指し続けることができるのだ。9月の米国、エクアドルとの2連戦に呼ばれず、選出される可能性は限りなく低くなってはいるが、「最後の1枠を手繰り寄せるんだ」という野心は捨てていないという。