大谷翔平の「貢献度」がジャッジよりも低く出る不公平なカラクリ 米紙記者が指摘
ア・リーグのMVP争いが大詰めを迎えている。
有力候補の一人であるヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)は打率.311、61本塁打、130打点。61年ぶりのア・リーグ最多本塁打記録61本の更新の他、タイガース・カブレラ以来10年ぶりの三冠王を狙える位置につけている。
一方の大谷は投手として15勝8敗、防御率2.35、打者として打率.275、34本塁打、94打点。ルース以来の「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」を達成し、規定投球回(162)まで残り1とし、史上初の投打の規定数到達は目前だ(数字は3日現在)。
選手の貢献度を示す「ベースボール・リファレンス(BR)」のWARはジャッジの10.6に対し、大谷が9.7。「ファングラフス(FG)」ではジャッジ11.2、大谷が9.3。米野球サイトでは、どちらもジャッジが大谷を上回っている。
今季のジャッジはシーズンを通じてケチのつけどころのない安定した成績を残しているだけに貢献度で高い数値が出るのは当然として、このWARは必ずしも選手の貢献度を正当に評価するものではない。