サッカー日本代表選手の無尽蔵のスタミナ 野球のピッチャーに置き換えて考えてみた
寝不足だ。原因は言わずもがな、カタールW杯である。日本代表の試合を中心に、テレビの前にクギ付けになっている。
決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗れ、目標だったベスト8進出を前にカタールを去ることになった日本だが、グループリーグでドイツ、スペインを逆転で破った戦いは素晴らしかった。
サッカーは門外漢ではあるが、目を見張ったのは日本代表の攻守の切り替えの早さと、それを可能にするスタミナ。献身的にボールを追い続けるあの無尽蔵のスタミナはどこからくるのか。なんでも、0-1で迎えた後半からの逆転勝利を2度やった国は、長いW杯の歴史の中でもブラジルと西ドイツしかない偉業とか。そう聞いて、合点がいった。
ドイツ戦もスペイン戦も、前半は何度も何度もピンチを切り抜け、守って守って最少失点に抑えた。あの試合展開が、選手に体力の限界を超えさせたのではないか。
■普段は70球でへばる投手が…
野球でもある。序盤に迎えた大きなピンチを切り抜けた投手ほど、終わってみれば完封、完投勝利を挙げているというケースだ。