ウッズの「2年連続PIPトップ」が物語る PGAツアーが抱える深刻なスター選手不足
ちなみに昨季2勝の松山英樹はトップ20から外れたが、昨年規定によってC・ヤング、S・バーンズとともに200万ドルを獲得している。
■ウッズが出場すれば視聴率が稼げる
PGAツアーによると、この23選手が「トッププレーヤー」となり、2022-23年シーズンはメジャー4試合を含む20試合の出場義務が課せられる。もっとも、「トッププレーヤー」に選ばれるには5つのチェック項目があって複数の第三者機関が関わるが、その項目を変えたり、どこに優先順位を与えるかはPGAツアー次第。ようするに“操作”しやすい。
PGAツアーにとってウッズが試合に出場すれば視聴率が稼げるという思惑がある。手にする放映権料も、この先変わってくる。とはいえ、ウッズに約20億円のボーナスを与えたところで、どれだけ出場するかは定かではない。
一説には、参戦が義務付けられた年頭のトーナメント・オブ・チャンピオンでPIPボーナスの25%が支払われ、その後出た試合に応じて残りの金額が支払われていくというが、そもそも昨季に試合に出ていないウッズには、出場資格すらない。