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羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

渋野日向子“大胆スイング改造”の吉凶…試合を消化しながら体で覚えていくしかない

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 とはいえ昨年1年間を戦ったフラットなスイングから、オフの短期間にトップを高く上げるスイングに変えるといっても大きな違和感があり簡単ではありません。

 先週はスイングに不安を抱えながらも4日間ともアンダーパーで回り、27位フィニッシュ。優勝争いには及びませんでしたが、2ケタとなる通算10アンダーまでスコアを伸ばせたのも体力、下半身の強さがあったからで、自信になります。初日は引っ掛けのミスがあり、それを修正して大会3日目には66をマーク。試合の中でよかったところ、悪かったところを確認して、次戦につなげて少しずつスイングを完成していくしかありません。練習ではできても、試合ではできないこともある。試合の中でスイングをつくり、体で覚えていくのは少し時間がかかるかもしれません。

 スイングの課題は今週の「HSBC女子世界選手権」(シンガポール・3月2日開幕)で修正していくことでしょう。

 試合ではアマチュアの馬場咲希がのびのびとプレーし、通算9アンダー34位と健闘しました。


 昨年より体が大きくなり、軸が太くなった感じです。4日間のドライバー平均飛距離271ヤードは飛ばし屋の笹生優花とほとんど変わらず、ツアーでもトップレベル。課題はバンカーセーブ率10%でしょう。高弾道でスピン量の多いボールを打つ選手ですからバンカーではどうしても目玉になりやすい。ショートゲームを磨くことも大事ですが、バンカー越えのピンを狙う勇気のほうがすごいと評価すべきです。

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