大谷翔平が動かすアナハイム420億円再開発計画 熱狂的ファンの新市長が前向き姿勢
再開発を巡っては2021年、エ軍の関連企業が市の所有する土地を購入することで合意。翌年5月、ハリー・シドゥー前市長に汚職疑惑が浮上して、辞任に追い込まれたことで、市議会の反対にあい、再開発計画は白紙に戻った。
エイトケン新市長は、地元チームの選手がWBCのMVPに選出されたことに気を良くしたのか、一度は頓挫した再開発事業に前向きな姿勢を見せ始めている。
この事業は球場の駐車場拡大に加え、ショッピングモールやオフィスビル、住宅などを建設する一大プロジェクトだ。約420億円と見込まれる総工費はエ軍の関連企業が負担するものの、市も駐車場整備費など一部負担を検討している。プロジェクトが完成すれば、アナハイム市への経済波及効果は約220億円と見込まれている。今オフ、FAになる大谷が残留すれば、地元経済も潤うだけに、市議会に反対する理由などない。
大谷が地元自治体の重い腰をあげさせるかもしれない。