中日ロドリゲスが「亡命」で失う大金と平穏…メジャー移籍目指しすでにドミニカに入国

公開日: 更新日:

■ブローカーの手引きで米国から直接ドミニカに渡ったか

 だからといって、ブローカーが壊滅したわけではない。WBCで岡本(巨人)の本塁打性の打球を好捕したメキシコのアロザレナ(レイズ)は、2015年にキューバから亡命。メキシコで居住権を取り、昨年は市民権も取得。自宅もメキシコに構えている。ブローカー組織との関りが取り沙汰されている。

 友成氏が言う。

「マーティンの告発も氷山の一角ですからね。彼らブローカーは主にメキシコとドミニカを拠点にしている。中日はロドリゲスと一週間、連絡が取れなかったということを考えると、ブローカーの手引きでWBCが行われた米国から直接ドミニカに渡ったのでしょう。本来、キューバから亡命する場合は、マフィアともつながりのある密航・密輸業者にカネを払って国を脱出するケースが多い。主にドジャースで活躍したプイグは過去、『亡命を橋渡しした船の船長がマフィアに殺された』と言っていた。元マリナーズでオリックスにも在籍したベタンコートは、メキシコに亡命。しかし、地元マフィアに奴隷契約を結ばれそうになり、命からがら脱走した」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」