中日・ロドリゲスに嗚呼亡命騒動 戦力大幅ダウンの球団はトランプ前大統領が恨めしい!
「電話が全然つながらない……」
中日の加藤球団代表がこう言って頭を抱えると、立浪監督も「いてくれないと困る人が現状いない。どこの監督もそうだと思うが、勝ってるゲームをひっくり返されるのが一番厳しい」と、険しい表情だ。
29日、昨季の最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得し、WBCでキューバ代表入りしていたジャリエル・ロドリゲス(26)が予定されていた来日便をドタキャン。複数の米メディアはメジャーと契約するために亡命した可能性が高いと報じた。すでにドミニカ共和国入りしたとの情報もある。
中日は2月、キューバ政府を通じて、この右腕と今季から新たに2億円の2年契約(推定)を結んだ。中日は以前に亡命した選手と同様、制限選手として、MLBやNPBなどの球団と契約できないようにすることも検討。キューバ政府もロドリゲスに1000万ドル(約13億円)の違約金を要求すると息巻いているが、もはや手の打ちようはないのではないか。
仮に中日がロドリゲスを制限選手にしたところで、過去のケースを見るとその期間はせいぜい今季いっぱい。そんなことはロドリゲスも想定済みだろう。