巨人原監督の“野球ベタ”極まれり…落合博満氏「打順を変えすぎ」と指揮官の操縦ミス喝破
■坂本は3打席で交代
実際、原監督は16日の中日戦もスタメンを大幅に変更した。1番、3番、4番、5番は固定した一方で、2試合連続で2番起用した丸を6番に下げ、2番には前日8番の中山を入れた。
しかも、落合氏が最も指揮官の扱い方にクビをひねった坂本は、3打席で交代(無安打1四球)。試合は打っては取られのチグハグな展開でカード負け越しが決定。これで5勝10敗の借金5となり、わずか1日で単独最下位に逆戻り。開幕15試合での10敗到達は、2018年と並ぶ球団ワーストタイである。
敵地での試合であることを差し引いても、巨人は戦力面で中日を上回っている。16日現在、チーム46得点、13本塁打はともにリーグトップ。53失点、防御率3.28はともにリーグワーストも、悲観する数字ではない。
一方の中日はエースの大野が左肘手術で離脱するなどケガ人が続出し、セットアッパーのロドリゲスも亡命。緊急事態に直面するチーム相手にこの体たらくだ。
巨人は4日のDeNA戦以降、12試合で3勝9敗。そのうち2勝をエースの戸郷が挙げている。戸郷がいなければ大型連敗を喫していた可能性もある。原監督の野球ベタ、ここに極まれり、だ。