いま売れているゴルフギアにはワケがある! これが部門別ランキング全解剖
ボール編
売れる理由は「低価格」も大きな要因といえる。
ボールの売れ筋ランク1位は2014年の発売開始からすでに9年が経過したブリヂストン「ファイズ プレミアムボール」だ。
いま1ダース3180円、1個当たり265円と値ごろ感たっぷりだ。
というのも発売当初は1個900円、ダース買いなら1万円を超えて、ネーミング通りプレミアムな高価格ボールだった。
それが性能そのままで3分の1以下までプライスダウン。ユーザーが飛びつくのも当然だ。
ボールは4ピース構造で、コアに「高反発スーパーソフトエナジーコア」を採用。最上級の柔らかさと飛距離を追求し、当時わが国のボールで最も柔らかい4ピースボールと注目された。
インパクト時にフェースに吸い付くようなフィーリングがあり、曲がりにくく大きな飛距離を追求した設計もアベレージゴルファーの関心を集めた。
いまも、「安い割には見栄えがするボールで、打感も悪くなく飛距離も出る」「安価ですが地味に性能がよく使い勝手がいい」と、評価も高い。
市場の低価格帯ボールは2ピース構造がほとんど。その中では4ピース構造で高級感があって、さらにお得感が支持されている理由だ。
ブリヂストンによると、発売当初とスペックが同じで、生産も日本で行っている。ゴールドパールの塗装も高級感たっぷりだ。
(嶋崎平人/ゴルフライター)