<53>数十年ぶりの“受験勉強”真っ最中 敬遠してきた指導者資格を今になって取ろうと思ったワケ
■授業で「岡崎さん、何してるんですか?」
ライセンスを取っていざ指導するとなれば古巣の富士急行や企業には所属せず、フリーで活動することになるだろう。所属先がなかったり、監督やコーチがいなくて困っているという選手がいれば手を差し伸べてあげたいと思う。名前は「チームTOMOMI」でいきたい。普通過ぎる?
コーチクリニックの講師には、現役時代から顔見知りの後輩もいる。現役を引退して早々に連盟に入っていた彼女彼らは受講者に私がいてビックリ。「岡崎さん、何してるんですか?」と驚かれた。そりゃそうだ。私の年齢なら教える立場であることが多い。もちろん、受講生の中では最年長の部類だった。
試験はZoom形式。テストは3項目に分かれていて、1項目当たり50問。1問2点の計300点中、合格ラインは180点らしい。オンラインでカメラをつなぎながらウェブ上で解答を入力していくという。手元に資料を置いて調べながら答えてもいいそうだが、問題数が多いため、いちいち調べていると時間が足りないとか。過去の問題を取り寄せようとしたが「ありません!」と言われ、そんな甘いものではないと痛感した。