貴景勝6勝目も「勝ち越したら休場」なら延々続くジリ貧…カド番脱出優先の“落とし穴”

公開日: 更新日:

 真っ向正面からの電車道──久々に“らしい”相撲で勝った。

 今場所カド番の大関貴景勝(26)が8日目の21日、元大関の正代を突き出して6勝目。立ち合いから自慢の当たりで吹っ飛ばすと、そのまま突き押しで一直線だった。

 とはいえ、両ヒザの状態は明らかに悪い。土俵を下りる際は恐る恐る。同じく両ヒザにバクダンを抱える横綱照ノ富士も土俵の上り下りには難儀しているが、貴景勝はそれ以上だ。

 そんな貴景勝について角界では「勝ち越したら休場、次の場所に備えるだろう」という声が上がっている。何はともあれ、カド番脱出を優先し、あとは治療に充てるのでは、というわけだ。

 しかしその一方で、「大関陥落を覚悟、数場所休場してもヒザを治すべき」という声があるのも事実だ。

 元大関栃東の玉ノ井親方は今場所の序盤、専属評論家を務めるスポニチのコラムで、「しっかり休んで膝を治すことも選択肢の1つ」と、休場を勧めていた。

■選手生命にも影響

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動