鎌田大地セリエA強豪ミラン入りの価値…本田圭佑の酷評払拭し「日本人選手復権」なるか
イタリア・セリエAの名門ミラン移籍が決定的とされる日本代表MF鎌田大地(26)が、ドイツで有終の美を飾ることができなかった。所属先フランクフルトが4日(日本時間)、ライプチヒとドイツ杯決勝を戦い、0-2で完敗を喫してしまったのである。
鎌田は2シャドーの一角として、39歳のベテランMF長谷部誠は3バックの中央で先発。試合は後半26分に先制を許したフランクフルトが、30分に長谷部に代えて攻撃系選手を投入。反撃に出るも40分に追加点を決められて万事休す。鎌田は不発に終わって優勝の置き土産を残せず、試合後の表彰式では銀メダルを首に掛けて終始、仏頂面を崩すことはなかった。
その鎌田はフランクフルトとの契約が今季限りで終了。「移籍金なしのフリー」で獲得できるとあって欧州の列強クラブが獲得意思を表明していた。結局、ミラン移籍が大詰めを迎え、現地では「ドイツ杯の後にメディカルチェックを済ませて4年契約・年俸4億5000万円でサインを交わす」と報じられている。
「2014年1月から3年半、ミランでプレーした元日本代表MF本田圭佑(36)の<日本人選手へのネガティブなイメージ>を乗り越えての契約となる」とは、元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏である。