投手大谷は“投げ急ぎ”が顕著…「走者あり」の投球間隔では他球団エースと1秒以上の差

公開日: 更新日:

被本塁打14は自己ワーストに大手

 今季の大谷はピッチクロックを逆手に取り、投球のテンポを良くすることで、相手打者に考えたり、タイムを取らせる時間を与えないため、早めの投球動作を意識しているそうだ。CS放送などで大リーグ解説を務める評論家の堀井恒雄氏がこう言う。

「大谷の『動き始めの部分が良くない』というのは、セットしてから投げ始めるまでのタイミングがつかめていないのでしょう。投げる間合いが『ヨーイ、ドーン』のところを『ヨーイドン』になっているのです。時間にすれば、1、2秒程度の差かもしれませんが、時には知らず知らずのうちに投球のペースが速くなって、それが失投につながり痛打を浴びるケースが少なくないのではないか」

 前半戦は原則中5日で登板し、17試合で7勝4敗、防御率3.32。奪三振はガウスマンらに次ぐリーグ3位の132個をマークしながら、被本塁打は14。前半戦だけで昨季の被本塁打数に並び、2021年に記録した自己ワーストの15被本塁打に王手をかけている。

 投球動作が「しっくり」くれば、後半戦は投手大谷のパフォーマンスも安定しそうだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」