夏の甲子園3回戦で全滅も…前橋商の住吉信篤監督が語っていた「公立校の意地」

公開日: 更新日:

「古豪の商業高校が活躍していて、刺激をもらいました。そういうところをモデルに……というわけではないですが、いい部分を吸収して、どうやったらまた(公立校が)復活できるかを考えています。実は、私は広島商の監督と仲が良くて。今年の2月に広島商に行き、情報交換会をしました。どうやったら公立校でも勝てるかと。工夫したり、試行錯誤をしなくては勝てませんので」

 ──失礼ですが、入部当初の選手の能力は私学に劣る。どうやって強いチームを作ったのですか。

「(個々の能力は)やっぱり負けますね。足りないところ全部を強化するのは難しいから、3年後にどのような形でチームの役に立てるかを入学当初から想像させ、そこに向けてストロングポイントを伸ばすように言っています。私はそのサポートをする。そうして20人が集まった時、組織としての強さを発揮できるように意識してチームを作っています」

 ──私学より、活動時間や施設面などのハンデもあります。

野球をしている時間だけではなく、学校生活もすごく大事だと思うんです。6限まで授業があって、それは練習時間よりも長い。そこで鍛えられるものが必ずあります。例えば、数学が嫌いでも頑張ってみる。そうしたことを積み重ねて培った忍耐力などはすごく大きな力になる。生徒たちにそう説いています。これは結果的に野球だけでなく、進路にも繋がっていますね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」