大谷翔平2度目の右肘手術成功と発表も…故障発覚から治療法が遅々として進まなかった裏側

公開日: 更新日:

全米の肘の権威から“オファー”殺到

 最終的に大谷が診察を受けた医師の人数は現時点では定かではないものの、メジャーで唯一無二の二刀流だけに全米の肘の専門医から“オファー”が殺到したそうだ。大谷の肘を再生させ、二刀流として完全復活に導けば、専門医としての名声を高められるとの思惑があるからだという。

 米国では野球に限らず、プロスポーツチームのドクターを務めるのは名誉と位置付けられており、希望する医師は少なくない。特に球団の本拠地で病院を経営する医師にとっては、人気選手の治療や健康管理を独占的に扱う立場になり、メディアに頻繁に名前が取り上げられるため、計り知れない宣伝効果があるのだという。

 肘は投手生命を左右しかねないだけに、治療法や手術法の選択に細心の注意を払うのは当然のこととはいえ、故障発覚からここまで時間がかかったのは多数の医師による売り込みが殺到して情報過多に陥って迷いが生じていた可能性がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」