日本人初の本塁打王になった大谷翔平を「彼は宇宙人」と褒めそやすメジャー打者の本音
本塁打は野球の華といわれる。
米国においてはある意味、日本以上に特別なもの。打率や最多勝や最多奪三振などのタイトルとは位置付けがワンランク異なるといっても過言ではない。
メジャー最多の12回の本塁打王になったベーブ・ルースがいまだ神様扱いなのは、大谷と同じ二刀流という理由だけではない。本塁打がそれだけ価値あるものだからだ。1998年のソーサとマグワイアの本塁打王争いや、2001年のボンズの73本塁打が当時、全米中の騒ぎになったのも、その証しだ。
「そもそも米国人は白か黒か、何事もハッキリさせるのが好きです。食べ物にしても塩気の強い料理が多いしケーキや菓子なんかはものすごく甘い。野球も一緒で剛速球が持ち味のピッチャーやホームランバッターが支持される。相手を力でねじ伏せるのを良しとするのが米国人気質とも言えます」(米紙コラムニストのビリー・デービス氏)
そんな「強い米国」の象徴ともいえる本塁打のタイトルを初めて日本人選手が獲得した。今季44本塁打を放った大谷翔平(29=エンゼルス)のことだ。