ラグビーW杯は南アフリカ連覇で4度目Vも…準Vニュージーランドとは「世界一の待遇」に差
ラグビーW杯フランス大会の決勝が日本時間29日、サンドニのスタッド・ド・フランスで行われ、世界ランク1位の南アフリカが宿敵ニュージーランド(同2位)を12-11で下し、2連覇を達成した。
W杯連覇は2011年、2015年大会を制したニュージーランドに続き、史上2例目。4個目のウェブ・エリス・カップ獲得は単独最多だ。
今大会は南半球の強豪同士の決勝となったが、選手の待遇には格差がある。優勝で得られる報奨金は、ニュージーランドが南アを上回っていたからだ。
■選手への褒章が手厚いNZ、南アは優勝した場合のみボーナス
ニュージーランドの地元メディアによれば、同国協会の規定でオールブラックスは決勝進出によって1人あたり約525万円、優勝すれば約2250万円のボーナスが支給される。オールブラックスは、放送権料や企業からのスポンサー収入、ライセンス収入など多額の利益を生み出しているため、選手への褒章は手厚い。
一方の南アはボーナスが支給されるのは優勝した場合のみ。優勝ボーナスは1人あたり約1180万円で、オールブラックスのほぼ半額だ。コロナ禍によよる減収が響いて南ア協会の財政が厳しいからだという。