高卒左腕・森山暁生たった1年で育成落ち→コンバート…“迷走”中日・立浪監督にアマ球界いよいよソッポ
ドラフトの迷走ぶりもしかりだ。
今年は2位で遊撃手の津田(三菱重工East)を指名したばかりか、3位でも同じ遊撃の辻本(仙台大)を指名。立浪監督は昨年のドラフトでも、大学、社会人の内野手を育成を含めて5人も獲得している。
いびつなドラフト戦略の影響は、選手の処遇にも及んでいる。昨年ドラフト5位の浜(23=日本海オセアンリーグ福井)は立浪監督からこの秋、「外野の方がええやろ」と告げられ、1年で遊撃失格となった。
「浜はもともと外野手で、福井時代に遊撃に挑戦していた。そこで二遊間を固定したい立浪監督の目に留まったわけですけど……」と、球団OBがこう続ける。
「中日は今ドラフトで津田を指名した上に、シーズン終盤に遊撃を守ったカリステも残留する方向。立浪監督は来季、この2人を二遊間で使うつもりなのです。そうなると、昨年獲得した村松、田中、福永ら二塁、遊撃が定位置の選手はベンチに追いやられる。あるいは、何人かをトレードや現役ドラフトにかけるつもりなのかもしれません」
アマ球界の“中日離れ”がますます進みそうだ。