大谷翔平もっかの希望は三冠王! 来季限りの打者専念は絶好機、球団の攻撃力がFAのカギになる
大谷翔平(29=エンゼルスからFA)は常に先駆者でありたいと考えているし、これまでも自身で新たな道を切り開いてきた。
花巻東高3年夏の岩手大会準決勝(対一関学院戦)では、高校生としては初めて160キロの大台をマーク。結果として日本ハムに入団したものの、ドラフト1位候補の高校生としては初めて日本のプロ野球界を経ずにメジャーに挑戦しようとした。日本ハムではあまたのOBの反対を聞き流して前代未聞の二刀流をこなしたし、メジャーでもベーブ・ルース以来の二刀流選手として定着。そして今季は日本人選手として初めてメジャーの本塁打王になった。
■希望をかなえる強い意志
ボンズやマグワイアに代表されるように、メジャーの長距離打者はパワーはもちろん、体つきからしてケタ違い。日本人選手にとって最も縁遠いと思われがちなタイトルまで獲得できたのは、本人の希望をかなえたいという強い意志があればこそだろう。