圧勝ミャンマー戦で勝敗より注目…故障で森保J離脱した三笘薫の「代役争い」の行方
三笘のストロングポイントは、自陣から長い距離のドリブル突破、左サイドから積極果敢に仕掛けてPA内に進入し、シュートに持ち込んでゴールを奪い切ることだが……。
「この日、三笘の代役として先発したFW相馬勇紀は、PA内への仕掛けが圧倒的に少なく、後半26分には至近距離からのシュートを右に外すなど決定力の面でも不満が残った。MF南野拓実やMF鎌田大地も左サイドでプレーできるが、やはり三笘と同レベルのプレーを期待するのは厳しい。
未招集選手では、9月のトルコ戦で2ゴールを挙げた仏1部のFW中村敬斗、スコットランドで活躍中のMF旗手怜央も左サイドアタッカーの有力な候補だが、三笘と比べるとパフォーマンスは数ランク落ちる。三笘の代役は見当たらない、と言ってしまえば身もふたもありませんが、新戦力の発掘、現有勢力のレベルアップなど今後、森保ジャパンの懸案事項となります」(前出の六川氏)
日本代表は21日、サウジアラビアでシリア代表と対戦する。FIFAランク92位ながら、中東の難敵として知られる相手に「三笘抜き」の森保ジャパンが、どんな戦いを見せるのか、注目である。