南野拓実はカタールW杯以来の代表復帰で得点に絡むも…「構想外」のレッテル剥がせず
第2次森保ジャパンの7試合目となるカナダ代表との親善戦が13日に新潟で開催され、FIFAランク19位の日本が同44位のカナダに4-1で完勝した。
日本の先発で目を引いたのが、昨年のカタールW杯以来の復帰となった南野拓実(28=モナコ)である。
カタールW杯でエース番号「10」を背負いながら、ベンチ要員に格下げ。クロアチア戦ではPK戦の1番手に立候補しながら外し、初のベスト8進出を逃した“戦犯”のひとりとなった。
「森保ジャパン内では『一丁上がり』の選手扱い。『次のW杯で絶対にリベンジしてみせる』と親しい人に漏らし、8月にはフランス1部の月間MVPに選ばれ、代表復帰を果たしたが……」(サッカー記者)
この日は右サイドの伊東純也(30)、右SB毎熊晟矢(25)と連係を図りながら積極的に攻撃に絡んでいき、後半38分にベンチに下がった。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「カナダ戦の南野に必要だったのは、ゴールやアシストといった、目に見える結果だった。積極果敢に攻撃を差配していたが、よく頑張りました……では、攻撃系の選手として日本代表で生き残っていくのは難しい。現時点で南野のチーム内序列は久保、堂安よりも低く、前目の選手には南野よりも高評価の三笘や鎌田もいますからね」
後半27分には右足でシュートを放ったが、当たり損ないで、ゴール左に外れた。あのシーンでシュートを決められないようでは前途多難だ。