楽天・藤平尚真「中継ぎ転向」の覚悟…2016年ドラ1が先発時代の苦悩も包み隠さず明かした
「期待が大きかった分、ギャップをすごく感じていました。いろんなことをすごく気にしすぎたり、もっとうまくなりたいという気持ちが強すぎて、いろんなことを取り入れたり……。自分の軸を持てなかったところに尽きると思います。背伸びをしてた? (苦笑いを浮かべて)ジャンプしてましたね。今そんなことしてたら、クビになりますよ」
中継ぎに転向するにあたり、パドレスへ移籍した元守護神の松井裕樹(28)からはトレーニング方法や食事面に加え、リリーフの心構えをこんなふうに伝授されたという。
<抑えたときではなく、打たれたときに、野手から立ち居振る舞いがどう見られているかというところまでしっかり考えたほうがいい。私生活の部分からしっかり考えて行動した方が絶対にプラスになることが多いよ>
藤平は松井の言葉を胸に、同僚やコーチとの接し方を気にかけながらキャンプを送っている。
楽天のリリーフ陣は昨オフ、松井に加えて安楽智大(27)もパワハラ騒動で退団した。
「中継ぎ事情は苦しいと思いますが、最初からいい場面で投げさせてもらえるとは思ってない。最低40試合、できれば50試合投げたい。覚悟を持って中継ぎに挑戦します」