エムズコミュニケイト 岡田祐子社長(1)ポイントサービスのコンサルに特化した会社
いかに効率よくポイントをため、活用するかを研究する“ポイ活”という言葉が広まるほど注目されている、ポイントサービス。そのポイントサービスの企画や運営に関するコンサルティングに特化した稀有な企業が、エムズコミュニケイトだ。
社長の岡田祐子(55)は大日本印刷の社員時代に社内ベンチャーとして同社を起業、後にMBOで独立を果たし、20年以上舵取りを続けている。その軌跡を子ども時代から振り返ってみよう。
1969年、岡田は東京で生まれた。父親が大手メーカー勤務で転勤族だったため、子どもの頃は引っ越しを繰り返した。
「幼稚園は福岡、小学校低学年は横浜、小学校高学年から中学校までは兵庫県の宝塚で育ちました」
幼少時代から「初めましてよろしく」を多数経験したためか、すでに出来上がっているコミュニティーに、うまく溶け込んでいくことが得意になったという。
「まずは話の輪に参加して、人の発言を聞きながら様子をうかがいます。話を振られたところで滑ってもいいやと用意しておいたネタを披露する。面白い子だなと思ってもらったら、もうけものです」