大谷「英語力」格段向上の皮肉とプラス効果 元通訳・水原容疑者の裏切りが副産物を生んだ
現地で取材する米放送関係者がこう言う。
「これまで水原元通訳を信用し過ぎた挙げ句、裏切られる羽目になっただけに、改めて英語でのコミュニケーションの重要性を痛感したのでしょう。ベンチで野球に関して話す際、ほとんど通訳を介すことはなくなった。新しい通訳のアイアトン氏の本職はデータ分析で、大谷の通訳は兼務の状態。試合中、通訳は1言語につき1人までというMLBの規定があり、由伸をサポートする園田通訳がいるため、アイアトン氏はアナリストとしてベンチ入りしている。試合中に時折、姿が見えないのはビデオルームで対戦相手の分析を行うこともあるからです。自分でコミュニケーションを取らなければならないだけに、必然的に英語を使う機会が増しています」
同僚の大谷への接し方も変わったという。キャンプ中は水原元通訳を介して大谷に話しかける選手は少なくなかった。今ではアイアトン通訳を抜きにして英語で話しかける選手が少なくない。
元通訳の背信行為が結果的に大谷の英語力向上につながるとは皮肉な話ではある。
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