協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱
「関係者の多くはゲームアプリが始まる前から問題点を指摘してきた。そんな懸念材料がツアー開幕前に一気に噴出して手詰まり状態です」(前出の大手広告代理店関係者)
■「本当にできるの?」と冷ややかな目も多い
主催者への根回しが何も行われなかったのが原因だ。トーナメント会場で位置情報を送るプランも主催者には何も伝えられていない。さらにデジタルカードに使う選手の写真もマネジメント会社に「昨年の写真を使う」と一方的に伝えただけ。
だが、選手の中には今年から新規スポンサーがついたり、所属先が変更になったりと、試合で着用するウエアが昨年と違うケースもある。「それは困る」とマネジメント会社が協会に訴えるのも当然の話だ。
マネジメント会社の抗議もあって、協会はその後「昨年の写真使用」を取り下げている。新規プロジェクト発足にあたり、誰でもわかるような下準備を女子プロ協会はどうして怠ったのか。
「小林浩美会長は会員の女子プロをゲームアプリに利用するのは当然の権利であり、女子プロを盛り上げるためにはみんな反対しないだろう、と見誤った節がある。今回のゲームアプリは金儲けになると前のめりになって、明らかに見切り発車の感が否めず、5月にはスタートすると言っているけれど本当にできるの、と冷ややかな目で見ている関係者は多い」(別の大手広告代理店関係者)