1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

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「藤島部屋が二子山部屋を吸収合併したことを思い出す」とは、古株の親方だ。

「当時は二子山部屋から38人もの力士が移籍。藤島部屋にいた力士と合わせて60人以上となった。今回、伊勢ケ浜部屋が抱えるような環境悪化の問題に加え、両部屋の力士の人間関係もギスギスするようになった。旧二子山勢は藤島勢から『厄介者』と嫌われ、双方の人間関係が悪化し、イジメや差別などにもつながった。結局、合併後に関取に昇進したのは両部屋合わせて、藤島勢から1人だけ。結局、誰も得をしない合併になった」

 別の親方が言う。

「宮城野部屋の閉鎖はあくまで一時的な処分。協会内でも『おそらく1年、長くても2年後には再興』と言われている。そこまで我慢できるかどうか、ですね。伊勢ケ浜部屋は稽古も厳しく、1日何十番も相撲を取るのは当たり前。宮城野部屋は正反対で、師匠に『今日は午前中に病院に行くので朝稽古は休みます』と明らかにサボりの連絡をしても、すんなり許可が出るほど緩かった」

 宮城野部屋が再興になった時、何人の力士が残っているやら……。

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