大谷の絶好調は「アタマ」に秘訣あり…リーグトップ32本塁打に自己最多更新の27盗塁
「走る方もいいのは動けている証拠。それがパワーでもいい方向に作用している」
日本時間28日のアストロズ戦で自己最多タイとなる26盗塁をマーク、リーグトップの32号本塁打を放った大谷翔平(30=ドジャース)がこう言った。
今季は右肘手術明けということもあって、下半身を重点的に鍛えた。強靭な下半身が、打席でのパワーも生み出しているということだ。
とはいえ、屈強な下半身をもつ打者ならメジャーにゴロゴロしている。そんな中で、打率.318、32本塁打はいずれもリーグトップ。76打点はトップのオスナ(ブレーブス)と6差の同2位(数字はいずれも28日現在)。大谷が三冠王も狙える成績を維持している大きな理由はアタマではないか。特派員のひとりがこう言う。
「今季からドジャースでプレーする大谷は、開幕前から対戦が増えるナ・リーグ投手陣のビデオを繰り返し見ていたようです。そうやって相手投手の特徴やクセを把握したうえで、実戦に臨んでいる。本塁打はもちろん、盗塁が増えたのも相手投手のけん制時のクセが分かっているからだと思いますね」