バスケ元日本代表監督が徹底解説!八村、渡辺ら「ビッグマン」に代わる“控え選手”がカギになる
「五輪では河村、比江島、八村、渡辺雄、ホーキンソンの5人がスタメンで起用されると思います。八村、渡辺雄は日本で4試合行われた強化試合に出場せず、連係面での不安を指摘されていますが、渡辺雄はホーバス監督が指揮を執った昨夏のW杯に出場しており、八村にしても過去、共にプレーした選手もいる。チームへの適応に時間はかからないでしょう」
問題はスタメン5人が交代でベンチに下がっている間、控えメンバーがどう試合をつなぐかだ。特に八村、渡辺雄、ホーキンソンの3人は得点源であり、守りでも中心的存在でもある。
「対戦相手は、この3人に対してコンタクトを高く保ちながらプレッシャーをかけてくるだけに、各試合とも30分以上、プレーするのは厳しい。代わってコートに立つジェイコブス、渡辺飛らが、いかにスタメン選手を補えるかにかかってきます。タフな相手との試合が続く本番では、控え選手がそれぞれの長所を発揮できるかが鍵を握ることになります」
世界ランキング26位の日本は1次リーグB組で、23年W杯優勝のドイツ(世界3位=27日)、フランス(同9位=31日)、五輪最終予選(ОQT)を勝ち抜いたブラジル(同12位=8月2日)と対戦。世界ランクで日本はグループ最下位、出場12チームの中でも下は同33位の南スーダンだけだ。