山本由伸がライバルの猛追かわすドジャース最後の切り札 故障明けの実戦形式で155kmマーク!
ポストシーズンは先発ローテの軸になる
エース右腕グラスノーが右肘腱炎で15日間のIL入りするなど、投手、野手とも故障者続出のドジャース。ポストシーズンに向けて厳しい戦いを強いられそうだが、地区3連覇、4年ぶりの世界一に向けた最後の切り札は他でもない山本だ。
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。
「渡米1年目に故障で離脱したのは誤算だったでしょうが、由伸が9月に復帰できればチームにとっては理想的といえます。ポストシーズンに向けた調整になるからです。もちろん、先発陣の台所事情を考えれば、由伸にフル稼働させるのがベストではあるが、故障明けだけに無理はさせられない。ロバーツ監督はクオリティースタート(6回を自責点3以内)を目安に起用し、プレーオフでの登板に備えさせるはずです。IL入りしているエース右腕グラスノーの復帰が遅れれば、山本はチームトップの11勝(5敗)をマークしている右腕ストーンとともにポストシーズンのローテの軸になると思う。故障者が続出するド軍投手陣にあって山本は切り札になるでしょう」
投手史上最高額の3億2500万ドル(約470億円)で入団した右腕は最も重要なシーズン終盤でその価値を問われることになる。