今季で終幕「ZOZOチャンピオンシップ」の継続大会は1グリーンのコースで開催するべきだ
先の記事は、取り立てて「2グリーン」批判しているわけではないが、この2グリーンに真っ向から反対している人物がかつていた。メジャー18勝で“帝王”の愛称で日本でもお馴染みのJ・ニクラスである。
日本とは親交の深いニクラスだが、日本ゴルフ協会(JGA)主催の日本最高権威の大会で、ナショナルオープンと位置づけられている日本オープンには、ただの一度も出場していない。その理由を日本の関係者に聞かれたとき、こう述べている。
「1ホールに2つのグリーンのおかしなコースでの競技はゴルフではない別のゲームだ。なぜそんな大会に私が出なければならないのだ?」
この意見もあってか、ライバルだったA・パーマーやG・プレーヤーをはじめ、T・ウッズ、R・マキロイといった、世界の頂点に立った多くの者は、日本オープンに出場していない。
おまけに、日本におけるゴルフルールの統括団体であるJGAは近年まで、サブグリーンに乗った球をそのまま打たせるというルールをゴリ押ししてプロの試合でも混乱を招いてきた。
今年の男女ナショナルオープンの会場は東京GCと大利根CC西C。いずれも2グリーンのコースだった。ZOZO選手権を別な形で継続するなら、ぜひとも1グリーンのコースで開催してもらいたい。