今季で終幕「ZOZOチャンピオンシップ」の継続大会は1グリーンのコースで開催するべきだ
今年もメジャー2勝のJ・トーマスや、日本でも人気のR・ファウラー(共に米国)らの活躍で大盛況に終わった日本開催の米PGAツアー「ZOZO選手権」(千葉・習志野CC)は、6年契約の最終年ということもあって今後の開催見通しは不透明だ。
それに関して気になることがある。第1回のZOZO選手権が開催された2019年にPGAツアーのフェイスブックに掲載された記事だ。そこには「18ホールに36個のグリーン」というタイトルと共に「日本でのZOZO選手権会場のアコーディア・ゴルフ習志野CCは1ホールに2つのグリーンを有し、これは日本ではごく当たり前になっている」という2グリーンの写真入りでの説明があった。
ゴルフコースはターゲットゲームの本質から見ても、最終の「的」であるカップが切られるグリーンは、1つであるのは世界の常識だ。ゴルフに限らずスポーツ競技場のフォーマットは、ルールも含め世界共通でなければ競技は成り立たない。2グリーンは使用しているグリーンを狙う際、戦略にも大きく影響する。
ところが、ゴルフに関しては、世界中で日本だけが「世界の常識」と異なる2つのグリーンを採用しているコースが今も多い。本場の米ツアーをはじめ、世界中のゴルフ関係者が首をかしげるのも不思議ではない。