田中将大獲得に及び腰なのは《復活うんぬん以前の問題》…“外野”がフォローするほど現場との温度差浮き彫り
「現段階では前向きに考えてない」(西武・広池球団本部副部長)
「(獲得参戦の可能性は)ちょっと薄いかな」(中日・井上監督)
「獲得の対象になる可能性は、今のところないかなと」(ソフトバンク・三笠GM)
「(自分たちが獲得に)動いていくというより、どこかで頑張ってほしい」(阪神・嶌村球団本部長)
どんな選手に対しても「欲しい!」と秋波を送る日本ハムの新庄監督ですら、「実績があり過ぎてどうなのかな。扱いづらいとかはないし、僕は気にしない。ただ、プライドとか、年俸も下がるだろうし」と、歯切れが悪い。
「田中の実力はともかく、楽天で起きたパワハラ騒動に関与していたとの疑惑が浮上するなど、素行面を気にする球団が多いのは確か。楽天きってのレジェンド選手で、メジャーの高額オファーを蹴ってまで復帰を選んだ。とはいえ、復帰当初の年俸は球界最高の9億円。田中に物申せる者はおらず、本人も勘違いしてしまったのではないか。それこそ、恩師である野村克也さんが存命なら、ガツンと言ってくれたのでしょうけど……。いずれにせよ、多くの球団にとって、田中の位置づけは復活うんぬん以前の問題といえそうです」(楽天OB)