「型を作れば話は違ってくる。輪島さんだって左四つの型を持っていたからこそ、衰えながらも33歳まで綱を張れた。白鵬も右四つの型がなければ、あれほど長く活躍できたかどうか。当面は今の相撲でいいとして、今後は得意の右差しを生かした右四つの型も作り上げていくべきです。そうすれば、息の長い横綱になれるかもしれない」
今年10月にはロンドン、来年6月にはパリと、今後も海外公演が増えると言われている相撲協会。その時、日本人横綱がいるといないでは、現地の反応も変わってくるだろう。
次に日本人横綱が誕生するまで、地位をキープし続けられるか。大の里に課せられた責任は本人が思っているより重い。