大学スポーツ薬物汚染「底なし」の元凶…今度は名門・関学大アメフト部で大麻疑惑、毛髪検査は拒否
無期限出場停止処分となった選手は大麻の使用を否定している一方、協会から要請された毛髪検査の受験は拒否しているという。拒否の理由として、「U20日本代表の選手やその保護者から、本人ら5人がほぼ大麻を吸っていると決めつけるような言動があったこと」などを挙げていると明かした。
スポーツライターの津田俊樹氏がこう言う。
「協会、関学大には徹底的に真相を究明する義務がありますが、一方で今回の問題を受け、関西リーグに所属する某大学の指導者に話を聞いたところ、彼はこう言っていました。『性善説に立った指導が限界を迎える時代になってしまった』と。『これまでのように、部員がやるわけがない、と考えてはいけない。やるかもしれない、と思って指導しています』と、警察の薬物担当を招いて、定期的に講演をしてもらっているそうです。一般学生を含めた大学生の間にはそれだけ広く薬物が蔓延している。ネット社会の負の側面で、大麻や覚醒剤が身近になってしまったのです」
実際、日大の薬物問題以降も、東農大のボクシング部、早大の相撲部でも大麻吸引が発覚。日大問題前には、首都大学野球の名門・東海大で複数の部員による大麻使用が問題になった。