2045年には人工知能が人類を支配する!?

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「ターミネーター」などのSF映画で、人類に牙をむく存在として描かれる人工知能(AI)。果たしてこれは、本当に映画の中だけの絵空事なのだろうか。

 ジェイムズ・バラット著「人工知能 人類最悪にして最後の発明」(水谷淳訳 ダイヤモンド社 2000円+税)では、近年、爆発的に進化しているAIの危険性を分析しながら、そのスピードに警鐘を鳴らしている。

 AIとは、視覚認知や言語認識、そして意思決定など、本来は人間の知能を必要とする課題を実行できるコンピューターシステムのこと。これまでは、人間の生活を助け、役に立つものとして認識されてきた。しかし、凄まじい勢いで進む研究開発は、人間に匹敵するAIまでも生み出そうとしている。それは、新たな技術や新たな真実を学び、自らを向上させる能力を持つ人工汎用知能(AGI)だ。

 高度な知能と自意識を兼ね備えた人工知能は、ただひたすらに“自己進化”という目的達成に突き進む。そして、人間を上回る人工知能が制御を失い暴走をはじめたとき、我々にはすでになすすべがない。本書では、高度な人工知能が送電網などのインフラを乗っ取った場合、そして戦争に用いられた場合などの危機についてもシミュレーションしている。

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