デキる男の心身改造術編

公開日: 更新日:

「アドラー流心のダイエット」佐藤綾子著


 フロイトやユングと並ぶ心理学の3大巨頭、アドラーの思想をもとに、自己中でダラけた“心デブ”を解消し、しなやかな心を維持する60の方法を紹介する。
 例えば、同僚と3分間立ち話をしたとする。自分が話したいことを気持ちよく話すのはストレス発散になるが、そのとき相手の時間を3分間奪っていることを忘れてはならない。話す前に一度“これは相手のためになるかな”と考えるワンクッションを置く。これだけで、互いに貢献し合える人間関係が構築できる。アドラーはこれを「共同体感覚」と呼び、人付き合いにもっとも大切な感覚だと説いている。
 相手の欠点が気になって仕方ない人は、その欠点を長所に置き換える癖をつけるのもお勧めだ。約束を忘れがちな相手なら、“執念深くない”という長所と考えるのだ。
 すると、忘れっぽいのではなくおおらかな人に見えてきて、あなたの心もすっきり軽くなるだろう。(集英社 1200円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」