「原因不明の体調不調は『振動覚』の狂いが原因だ!」外山仁著

公開日: 更新日:

 近年、頭痛、めまい、ふらつき、だるさ、慢性疲労など、原因が分からない症状に悩む人が増えている。そんな「不定愁訴」の一因と対策法を柔道整復師・鍼灸師で、TH東洋総合治療センター代表の著者が解説する。

 現代社会では、急速な電子機器の発達によって、脳が過剰な情報処理を強いられている。そのため、脳が処理しきれずに疲弊してしまい、体にもさまざまな不調が起こるのだという。

 人間は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の「五感」を通して情報を脳に伝達し、体をコントロールしている。五感のバランスが崩れれば、脳も判断を誤って身体的な不調を招いてしまう。著者は、この五感のバランスを調整しているのが「振動覚」だと指摘。極めて微細な振動を捉える無意識の感覚で、人間は振動覚の故障が原因で起こる異常を体の不調として認識しているという。

 本書では、振動覚を正すための「寝返り運動」「四つ足運動とハイハイ運動」「正座ストレッチ」などを紹介する。(セルバ出版 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット