「原因不明の体調不調は『振動覚』の狂いが原因だ!」外山仁著

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 近年、頭痛、めまい、ふらつき、だるさ、慢性疲労など、原因が分からない症状に悩む人が増えている。そんな「不定愁訴」の一因と対策法を柔道整復師・鍼灸師で、TH東洋総合治療センター代表の著者が解説する。

 現代社会では、急速な電子機器の発達によって、脳が過剰な情報処理を強いられている。そのため、脳が処理しきれずに疲弊してしまい、体にもさまざまな不調が起こるのだという。

 人間は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の「五感」を通して情報を脳に伝達し、体をコントロールしている。五感のバランスが崩れれば、脳も判断を誤って身体的な不調を招いてしまう。著者は、この五感のバランスを調整しているのが「振動覚」だと指摘。極めて微細な振動を捉える無意識の感覚で、人間は振動覚の故障が原因で起こる異常を体の不調として認識しているという。

 本書では、振動覚を正すための「寝返り運動」「四つ足運動とハイハイ運動」「正座ストレッチ」などを紹介する。(セルバ出版 1600円+税)

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