各紙を擬人化 プチ鹿島氏「ゲンダイ師匠は辛口おじさん」
本紙を微に入り細をうがって、実に隅々まで読んで、愛を注いでくれているとは!
「実際、安倍首相も国会でゲンダイ師匠について触れましたね。デンと構えるべき一国の総理大臣も、ゲンダイ師匠が気になってしょうがないとバレた瞬間でした。空気を一切読まず、書きたいことを書く師匠の辛口は今、違和感なく支持されています。マスコミ界の端っこにいたはずが、いつの間にか真ん中にきて注目されちゃっているという感じでしょうか。本当は他の新聞がもっと頑張らなきゃいけないんだと思いますけどね」
■新聞の社説なんて何も言ってない
面白いのは各紙の擬人化だけではない。社説の読み比べと見立てが、実に的を射た解説となっている。
「今でいえば、森友学園問題をどう書いたか、『共謀罪』と書くか『テロ等準備罪』と書くか、各紙で異なります。刺激の強い左派右派を読むと、むしろリベラルがぼんやりに見えることもありますし、政権支持派の論調は必要最低限の情報しか載せないからこそ、コンパクトに問題点が分かったりする。まあ、新聞の社説なんて『何か言ってるようで何も言ってない』んですけどね(笑い)」